８０年代に発売されたグンゼ産業の精密組み立てキット「ハイテックモデル」より、５０年代日本の名車「ヤマハ YDS1」のデッドストックです。
本キットは、40枚のエッチングを組み合わせて冷却フィンを作る２サイクルエンジンと、ピカピカの挽きものの金属製マフラーが秀逸で、ハイテックモデルシリーズ中、最高に金属製パーツ率の高い製品となっています。実車は当時、ホンダCB72のライバルと言われた名車で、軽戦闘機さながらの繊細で軽快なフォルムは、当時の若者の間で大いに人気となりました。デザインは当時、国内最先端のデザイン集団・GKデザインが担当した、デザイン史にも残る名作です。
グンゼ・ハイテックモデルシリーズは、プラスチックパーツのほか、スポークには０．３㎜径のステンレスロッド、エンジンなどは重厚感のあるホワイトメタル、チェーンなどは精密なエッチング、タイヤやシールにはラバー、そして焼物加工やプレス加工等の技術を駆使して構成、金属製スポークを１本１本張ってホイールを作る本格高級精密模型キットになります。
本品は記憶が確かなら９０年代に都内のプラモデル店で購入、シュリンクこそ開けましたが、ほかはそのまま押し入れに３０年保管してきました。中身は完品です。ハイテックモデルはだいぶ昔に絶版だと思いますが、名高い世界の名車がラインナップされる中、ヤフオクでも、この「ヤマハ YDS1」の出品は珍しいのではと思います。この機会に、じっくりと本格精密キットの組み立てに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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（2022年 3月 13日 19時 02分 追加）